呉羽山の常夜灯
呉羽山でもう一つ。
金沢方面から街道を東進し、呉羽山の峠に至ると、眼下に富山の町並みが一望され、富山に入ったと安堵した気持ちになったといいます。峠で一休みする茶屋ができたことが、峠茶屋の地名の由来です。この峠の頂上にあたる明神山には、七面堂と、写真の常夜灯がありました。
常夜灯には天保9年(1838)の年号があり、七面堂のご住職とみられる「孝存」の名が彫られています。この塔は、今の七面堂の裏山に置かれていますが、すぐ近くに県道をまたぐ橋が新設される計画があるので、元の位置に戻すことができれば歴史的な価値が高まることでしょう。
0コメント