富山市石工 桑原亀太郎作の石碑
ご紹介した桑原亀太郎は、狛犬のほかにも神社石造物(鳥居・燈籠・手水鉢など)や戦没者などの石碑を作りました。石碑は、花崗岩、安山岩製が多く、ほかに仙台石とよばれる粘板岩もあります。
写真は、亀太郎の石碑のうち最も装飾されたものの一つです。富山市婦中町広田の浄土真宗万藝寺(まんげいじ)の境内にあります。十三世巧雲住職様は教員として慕われ、明治41年(1908)年教え子らにより「頌徳碑」が建てられました。頌徳(しょうとく)とは徳をほめたたえることです。
石材の花崗岩は、富山産ではなく、兵庫の六甲御影石というブランド石です。亀太郎は製作を受注しただけでなく、寄進者の一人として名を連ねているので、住職様と何かしら関係があったのかもしれません。技術の粋を込めた意匠を企画し、製作したと思います。
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