江戸の名彫師 井亀泉の石碑  続編

前々回、富山市於保多神社にある井亀泉の石碑について紹介しました。

この石碑は、もともとこの神社にあったのではなく、別の場所にありました。

小柴直矩『呉羽山』(大正2年)14ページによれば、呉羽新道の坂道の崖を仰ぐと、松林中に「富山藩儒岡田呉陽先生の紀念碑」があり、「藤野海南の撰文、前田利同伯の篆額、日下部鳴鶴の揮毫なり」との一文があります。その内容は、まさに井亀泉の碑と合致します。

今、この新道沿いに該当する石碑が見当たらないので、いつの日にか於保多神社境内に移設されたものなのでしょう。

この経緯をご存知の方がおられたら、教えてください。

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