神岡ニュースより
岐阜県飛騨市神岡町の中世研究者都竹清隆様より、「神岡ニュース」という地元新聞(週刊)新年号を送っていただきました。
1月8日に投函されましたが、直後の富山の大雪で、流通がストップしてしまい、郵便も止まってしまいました。到着したのが1月16日でした。いつもなら1~2日で着くはずですが、都市部の雪害の影響は大き買ったと、改めて感じました。
いただいた新聞には、戦国期越中に入った飛騨勢の築いた山城のことが、飛騨の研究者の視点から書かれた渾身の記事が掲載されていました。富山の研究者への注意喚起とも思えました。
このほか、神岡町土にある狛犬が紹介されていました。新聞では「珍しい狛犬 曲芸獅子の容態⁉ 旧有峰街道の片隅に鎮座」の見出しがありましたが、これは越中富山石工の作です。
2020年11月から12月に、3回ほど「飛騨に進出した越中富山石工」を紹介したところですが、そこには触れなかったものです。
この狛犬は、逆さ獅子で、金沢型の狛犬です。製作石工は、富山市八尾町仁歩(にんぶ)村の谷口浅次郎親子です。八尾石工は金沢で修業した人が多いようです。昭和15年(1940)の作で、本体は安山岩、台座は神通峡の横山付近で採石できる砂岩「猪谷石」を使っています。
八尾石工の狛犬 神岡町土の白山神社境内
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