飛騨探訪 その2
高原川上流 奥飛騨温泉郷付近の川原で石を採集したことで、もう一つ。
富山から神岡地域で、常願寺川の安山岩に似た灰色の安山岩を使っている石造物があります。
この石が富山産なのか、飛騨産なのかで、石造物の存在意義が大きく違ってきますので、この判断は慎重に行わなければなりません。
高原川の石には、安山岩も多くありました。白い長石を多く含む八川石に似た青灰色・淡赤色の安山岩が多く、ほかに黒い角閃石を多く含む立山天狗山石に似た灰色・青灰色の安山岩もありました。
まるで常願寺川へ来たかのような石の類似です。
なので、飛騨南部地域に分布する、八川石・立山天狗山石にそっくりな石造物は、高原川の石を使っているとみとほうがよいと思われます。ただ、常願寺川石工が入っている横山など県境の安山岩は、もう少し慎重に判断する必要がありそうです。
よい探訪成果が得られました。都竹様に感謝します。
色合いなど常願寺川の石ににています。また金沢の戸室石にも似ているかな。
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