常願寺川石工の村【横内村】
横内村は、石屋村の北東にあり、常願寺川本流にやや近い村です。
江戸後期には清六・平右衛門の石工が確認できます。
二人とも、横内村の地蔵堂にある石仏台座に銘が見えますが、どのような容姿の石仏を作ったのか、わかりません。
安政6年(1859)年に作られた「新川郡諸商売取調理書上申帳」(富山県史所収)には、石工職の欄のうち横越村にこの二人の名が記載されています。
この申帳に記載された村・石工名と、実際に石造物に確認できる石工名が完全に一致する村は数少ないのでした。
明治以降には横内村石工の名は見えません。二人も一代限りだったのでしょう。
横内村を北から見ました。上方を横断する道は北陸自動車道。左方に常願寺川。
ドローンによるパノラマ写真です。
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