常願寺川石工村の分布
常願寺川石工の工房のあった村を少しずつ紹介していますが、ここで一度全体の様子をみてみましょう。
石工村は、常願寺川の左岸中流に多くあります。右岸は少ないようです。
常願寺川ははん濫すると、高さの低い左岸側に流入し、石をたくさん運びます。現在の川原まで行かなくとも近くで原石が入手できたと思われます。洪水の危険も多かったとおもいますが・・・
明治以降に新しくできた石工村は、江戸期よりも広い範囲にあります。これは数が増えたことを意味しており、需要が増となったためです。従軍・戦没などの慰霊碑や、神社・寺院石造物が増えたことが主な理由です。
地須のベースは、明治44年の地形図です。
石に関するいろいろなことは、富山石文化研究所の公式ホームページをご覧ください。
http://tscl.jp/
扇頂部の上滝上空から見ると、こんな感じです(ドローンによるパノラマ撮影)。
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