小糸の不動滝 その1
神通峡の右岸にある小糸集落。ここには不動滝があり、お不動様の石仏があると郷土史などに出ていました。一度探してみたのですがわからず、先日集落の方の案内で訪れることができました。
滝は高さ15mのものとそれより低い2つの滝があり、その日は水が少なかったようです。
礫層の岸壁が迫力がありました。
向かって右手の岸壁には小さな穴があけられ、中にお不動様が安置されていました。手前にはコンクリートの覆屋がありました。
お不動様は1mほどの立派な立像と、傍らに小さな坐像がありました。銘は確認できませんでしたが、石仏の報告『野仏の里』によれば、昭和前期に「平瀬」石工が製作したものということです。神通峡の猪谷石で造られています。
近くには手水鉢があり、昭和11年周辺の集落の婦女たちが奉納したものでした。
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