庚申様の話 その5

三猿の下には、鳥が二羽います。

向かって右の鳥は、トサカがあり、ニワトリに見えます。

左の鳥は特に特徴がなく、特定できません。一対とすれば、右はオス、左はメスということになりますね。

サルやニワトリが用いられるのは、諸説ありますが、庚申の行事が申(さる)の日にはじまり、酉(とり)の日の朝まで続くといったことの関連から、といわれています。

以上、庚申像を説明しましたが、しっかりした彫り物であり、渾身の作といえます。いくら考えても石工甚蔵が嘆くようなところはどこなのか、ちっともわかりません。

みなさんはいかがですか?

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