立山町栃津の道標

栃津川のほとりにある親鸞聖人分骨堂は、北陸で唯一、親鸞聖人の御骨が納められた場所です。

この参道入口には、道標がありました。数年前の大雪除雪で根元からポッキリと折れてしまいました。

頂上が尖った四角柱形で、推定高さ117㎝、幅24.5㎝、奥行き18㎝の安山岩製で、正面には指差しの図と「是ヨリ南一丁米/けんしんだいしおはか」の文字、側面に「西田石工 志立」と彫ります。

けんしんだいしとは親鸞聖人の呼び名です。この名前は明治時代以降の呼び名です。つい先日この呼び名を取りやめることが決められたそうです。

西田石工は、上滝周辺の石工で、実・貢など4人がいました。志立とは志(こころざし)を抱いて立てた、つまり信仰心から寄進したという意味でしょう。

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