石碑の改修

能登半島地震の被害について書いたところですが、最近劣化した石碑をどう改修するか、を考えさせる例を見つけました。

富山で多く見られる、大きな川石を積み上げて、一番上に石碑を置くというもの。

下の石積が、地震や劣化で崩れる危険が発生しており、どう改修するか、管理者は頭の痛いところでしょう。

立山町東大森・大清水堺にある、大正10年(1921)建立の稲井石製石碑は、昨年頃、本碑を下に降ろし、倒れないように固定されました。

裏面下端の石工銘の一部が隠れてしまいましたが、なかなか考えられた方法だと思いました。

改修前 裏側から

改修後  右の石積の一番上に立っていた石碑はこのように

富山石文化研究所ブログ

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