芦峅寺の義賢名号塔

芦峅寺には、遊行僧義賢の名号塔が二つあります。

一つは、閻魔堂の手前に置かれたもので、天保11年越後の人が寄進したものです。

これについては、北陸石仏の会ホームページに詳しく解説がありますので、ご覧ください。

http://odatakeo.wp.xdomain.jp/2022/06/22/%E7%BE%A9%E8%B3%A2%E8%A1%8C%E8%80%85%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6


もう一つは、布橋を渡った左手で、紹介中の手水鉢の隣にあります。

アスファルトの道に面して建っていますが、先日まで草ぼうぼうで見えなかったのですが、今度の布橋灌頂会のため、集落の皆様が草刈をされ、すっきり見えるようになりました。

石碑の裏面には刻銘があり、以前の立山博物館の報告では、天保12年造立となっています。

文字のあるところはコケだらけなので、落としてきました。全部が読まれていないので、今度拓本など取り、読みたいと思います。

回りを掃除していたら、中世の石造物が・・・。立山博物館の調査にきちんと報告されていました。でも掃除すると、B-2五輪塔火輪とされていたものが、宝篋印塔の笠であることがわかりました。まだ泥だらけですが、次回きれいに水洗いしときます。

義賢名号塔

中世の宝篋印塔笠 名号塔の手前にありました。

富山石文化研究所ブログ

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