石目を見る 2
石目の続きです。
石目を見つけることができると、石目に沿って割ります。
石目どおりに割れた面は、凹凸が少ないきれいな平面になります。石工さんたちはこれを「女面」と呼んでいます。
一方石目と直交する面は、凹凸ができ、きれいな平面とならない。これを「男面」と呼びます。
男面をきれいに割るには、矢穴の深さを深くして、じわじわと時間をかけて叩いて割るようにするそうです。
一つの石垣石の矢穴列を観察すると、女面にある矢穴の深さは4~6cmになるのに対し、男面では6~10cmと、やや深くなるものが多いようです。
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