石目を見る 2

石目の続きです。

石目を見つけることができると、石目に沿って割ります。

石目どおりに割れた面は、凹凸が少ないきれいな平面になります。石工さんたちはこれを「女面」と呼んでいます。

一方石目と直交する面は、凹凸ができ、きれいな平面とならない。これを「男面」と呼びます。

男面をきれいに割るには、矢穴の深さを深くして、じわじわと時間をかけて叩いて割るようにするそうです。

一つの石垣石の矢穴列を観察すると、女面にある矢穴の深さは4~6cmになるのに対し、男面では6~10cmと、やや深くなるものが多いようです。


富山石文化研究所ブログ

富山の石文化について、最新情報や自分目線の解説を紹介します。 詳細はこちらへどうぞ   公式ホームページ http://tscl.jp/  YouTube  https://www.youtube.com/channel/UCCAxn9KGaCoF5RqXlqlD2nw

0コメント

  • 1000 / 1000