作風の変化

石工は修業を重ね、独り立ちして、技を磨いていきます。

その中で作風というものも変化し、自分の型というものを作り上げていきます。

富山市石工田中仲太郎の狛犬は、以前「怪異」として紹介したものがありますが、これは晩年の作で、仲太郎の型が完成した形のものです。

一方、若い頃に作った狛犬は、少しおだやかで、歯をむきだした晩年のものより迫力に欠ける、といった違いがあります。

皆さんはどう感じられますか?


1902年の狛犬

1931年の狛犬  上の約30年後のもの

富山石文化研究所ブログ

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