富山市石工田中仲太郎の像

しばらく風景などが続きましたので、石造物に戻ります。


富山市石工田中仲太郎は以前紹介いたしました。

桑原亀太郎とともに、明治後期から戦前まで活躍した名石工です。

富山市長岡の市営墓地の一角に、田中家の墓地があり、その隣に田中仲太郎像があります。

前に紹介した兵隊像にこのような等身大の人体像がありますが、戦没供養塔でない像は珍しいですね。

この像は、弟子や関係の深いと思われる石工7人が、師である仲太郎を顕彰するため、仲太郎の晩年 存命中に造立されたものです。

いかにも職人という顔をされていますね。羽織袴の正装ですが、頭には帽子をかぶっておられます。当時流行したハットではなく、ニット帽のような形です。当時流行していたのでしょうか?

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