常願寺川石工の村【西大森村】

常願寺川右岸中流にある西大森村は、富山から立山へ行く立山道にある村で、岩峅寺雄山神社前立社壇の神輿(みこし)が置かれた、立山権現の神領という由緒ある地です。


安政6年の古文書には、善次郎・久次郎という2人の石工がいました。

このうち久次郎は、明治に入り安川姓を名乗るのですが、この安川石工は本村の少し下流にある「西大森二ッ屋」に工房を構えていましたので、この二ッ屋までを広く西大森と呼んでいたようです。

明治以降、安川松次郎、安川清太郎、山本升次郎、森幾次郎など二ッ屋に主に工房ができました。安川石工はつい先年まで現存していましたが、廃業されました。時代の波は仕方ありませんね。

YouTube動画 https://youtu.be/0ebW2_udkkQ

西大森村 東から すぐ近くを常願寺川が流れますが、村は古代・中世に成立しています。こう見えて安定の地だったのですね。

富山石文化研究所ブログ

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