旧立山道の道標石仏と旧道 2

先に紹介した段丘崖を下りた旧立山道は、末谷口集落内を西に進みます。

集落中ほどで旧道は南に分岐し、そこに道標石仏が置かれています。

舟形石仏で、本尊は如意輪観音様です。光背には文政11年(1828)の年号と、「左立山道」と彫られています。八川石製で、石工は不明です。

左に該当する道は、幅1.5m強の砂利道で、昔は馬車が通ったといいます。

この道の正面には、小高い山があり、ここを登るようです。

末谷口集落ヘ向かって段丘崖を下りたわけですが、この道は再び同じ高さの段丘崖を登るという、面倒くさい行路をとります。末谷口集落に寄らせたかった、といえるようです。

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