六角堂の屋根

前の記事にある子安地蔵の六角堂。

てっぺんには露盤宝珠という特別な瓦が乗っています。屋根の形にあわせ六角形です。

上の宝珠は破損して取り替えられましたが、露盤は当初のままのものが残っています。

正面側には2人の人物が浮彫されています。左は飛天でしょうか。めでたい文様ですね。

見えないほうには、能登の瓦工人、いわゆる「鬼師」の二人の名前と、明治39年、堂の完成から半年後の年号が彫られています。

明治時代越中瀬戸瓦工場には、能登から鬼師が来て鬼瓦を造っていたそうです。この露盤も越中瀬戸製とみられますので、そのような一つとして貴重です。

富山石文化研究所ブログ

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