富山城の現在

久しぶりに富山城へ足を運びました。

能登地震から9か月がたち、堀跡が陥没して傾いたトイレ周辺の工事が始まり、枡形通路も通行止めが解除され、石垣手前にバリケ―ドがされていました。

解体修理した巨石周辺は、「せり出した」と聞いていましたが、よく見るとほとんど変化はありませんでした。たぶん修理後の状態をよく見ておられなかったのでしょう。

巨石上部の石が5センチほどせり出して見えるのは、このような形で復元したものです。

詳細な現場での検討の結果、巨石設置当初からこのようであったと判断して復元したのです。

これは巨石平面が少しゆがんでいたことに起因するものです。

私たちの修理は完璧だったことにホッとしました。

富山石文化研究所ブログ

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