増山城跡の石に巣をつくる虫

昭和期の古い新聞記事を見ていたら、こんな題名の記事を見つけました。

昭和11年6月11日北陸日日新聞7面のことです。

増山城本丸跡から重量50貫(約190㎏)の石を取り寄せ、城址遺物として保存されているが、獅子に似た形で、叩いたら金属音がして固い石である。

先年高岡国泰寺の佐竹龍水管長が行脚中この石を見て感じ、揮毫したことから「白雲石」と彫刻されていた。数年前からこの石に小蟻の頭部に似た黒色の虫がたかり、外部からだんだん食い込み、穴を開けて内部の巣をつようになった。今年は特に多い。

学界に珍しい現象だという。


さて、この白雲石は現在どこにあるのでしょうか?

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