神通川堤防の石碑
以前ご紹介した神通川堤防の石碑について、調査成果がおおよそまとまりました。
明治29年安藤謙介富山県知事のもと発生した神通川大洪水の、堤防修理工事の記念碑でした。
7月21日と8月2日の洪水被害がひどく、決壊した堤防を緊急修理した記念碑なのです。
松尾神社境内にある副碑(説明碑)に、勝海舟の題辞をもらったとあり、堤防上の本碑の上の方にあったらしいですが、その後割れたので残っていないのです。
「修堤紀年碑」の揮毫は安藤知事と思われます。
安藤知事と勝海舟は昵懇の仲で、安藤の最初の外務省の勤務も、海舟の口利きがあったといわれています。
今年は海舟生誕200年であり、また安藤100回忌の年でもあります。このような年に石碑のことが詳しくわかったのは、喜ばしいことと思っています。
関係町内に資料を回覧していただくことになりました。
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